企業の会計部門に勤務している友人に聞いたのですが、現在ロシアでは経済学部の人気が高く、国立大学の会計コースは非常に狭き門となっていると言うことです。
私もキャリアアップのために資格を取らなくてはと考えていて、会計に関する資格に挑戦しようと考えるようになりました。
ロシア国内の会計制度は、国際会計基準と細かい所で違いがあると言われています。
日本企業と現地法人の間で仲立ちができれば良いなと思っていて、どれを選ぼうか迷ってしまいました。
何か資格を!と思い立ち簿記に手を出す
何の会計関連の資格に挑戦しようか迷っていたところ、友人から最初はまず簿記の勉強をすべきだとアドバイスを受けました。
最初に日本の簿記を受けてそれから税理士や公認会計士を取得してから他国の会計関連の資格に手を出した方がいいとのこと、道はとても険しく長いです。
簿記は3級から勉強した方が良いと言われ、3級に準拠したテキストと問題集を購入しました。
独学でできるかと高をくくっていましたが、とても難しいです。
まず借方と貸方という意味がよく分からない。
勘定科目という言葉も、現金や預金と費用や売上に関する言葉は分かります。
しかし、仕訳をしようとしても相手科目が良く分からないですし、資産や負債と純資産のグループで貸借対照表が構成されると書かれていてもちんぷんかんぷんです。
直接入金や支払いをされた時に売上や仕入と仕訳すれば簡単なのではと思いましたが、日本の簿記は発生主義なので、取引があった時点で売掛金や買掛金と仕訳して記入しなくてはいけないということです。
友人にそのようなことでつまずいていると勉強が進まないので、独学はやめた方がいいと言われました。
最寄り駅に近い学校に通うことにしました。
手形割引の仕訳がしっくりこない
簿記の講座に通うことになってから1ヶ月が経とうとしています。
先生の講義は分かりやすく、アドバイス通りに通って良かったと思っています。
しかし、入金や出金の相手科目が現金や預金の頃は分かりやすかったのですが、だんだん難しくなっています。
現在頭を悩ましているのは、手形割引の仕訳です。
手形割引は、売掛金の回収で現金の代わりに支払われた受取手形を、相手がお金を支払う期日よりも前に金融機関に持ち込んで現金を入手することです。
早期に受け取るので、満期までの金額から手数料として割引料を支払う必要があります。
借方に残っている受取手形を逆仕訳して、貸方に書き入れます。
受け取ったお金は預金に振り込まれるので、借方に記入します。
その際割引料の分を差し引いて入金されるので、差額の割引料を手形売却損として書き入れます。
早く受け取るだけなのに手数料がかかるのは納得いかないですが、簿記の決まりであれば仕方ありません。
仕入の際に受取手形を支払いに使った場合は裏書手形になるので、そのまま買掛金と受取手形とを逆仕訳にするだけです。
このようにシンプルな仕訳なら納得しやすいでしょう。